広島市佐伯区湯来町。都心から車で40 分。湧水のそばにはわさびが生え、夜には蛍が光る清らかな自然が広がります。ここに「みんなで育てる有機野菜」の畑はあります。ひょんなきっかけではじめた家庭菜園でピュアな野菜のうまさに感動してしまった代表荻野が、自身の勤める会社の新規事業として、無農薬で自然栽培にこだわった野菜作りをはじめました。おいしく安全な野菜であることはもちろん、つくる側も食べる側も、みんなが笑顔になることをモットーに、野菜の育成・販売を通じた新しいコミュニティづくりにチャレンジしています。

ここで育てている野菜は高価なブランド品ではありません。普段使いする野菜ばかりです。それでも手間をかけ、自然の力を信じて育てると一味違ったものが生まれます。手に取った瞬間、野菜の強い香りが鼻に届くことでしょう。お口に入れていただくと、味の濃さに驚かれると思います。飾らない野菜たちの強さと優しさを、ぜひ、ご堪能ください。

油かすや米糠などをブレンドし発酵させた手作りのボカシ肥料を土に混ぜています。微生物たちが時間をかけてボカシ肥料を分解することで、土が肥沃に育っていきます。

蛍が飛び交う川の上流、水源にほど近いせせらぎから水を引いています。この水を使って、今後は水耕栽培にも挑戦したいと思っています。

豊かな土と水をつかって、まずは種から苗を育てます。発芽から出荷まで、自分たちの目できっちりと品質を見守っていくことを大切にしています。

畑の整備から収穫まで、みんなで一緒にやるので、とにかく仲が良く賑やかです。実は地元の方々が楽しく働く場となることも、この畑が目指しているところなんです。2022年5月に「障がい者就労継続支援B型事業所」の認可を受け、利用者の皆さんと一緒に野菜づくりに励んでいます。農福連携の取り組みを通じて、地域社会にやさしい畑を目指しています。就労継続支援事業の詳細はこちらをご覧ください。

サラダセットやお鍋セットなど、お客様から「こんなセットがあったらうれしい!」というご意見を集め、商品化しています。これこそ「みんなで育てる有機野菜」というショップ名の由来です。ぜひ皆さんも畑の一員になったような気持ちで、商品づくりに参加してください。